性感染症ヘルペス

ヘルペスとはヘルペスウイルスが引き起こす感染症で、口周辺に水ぶくれができる「口唇ヘルペス」、性器周辺に水ぶくれができる「性器ヘルペス」、「水ぼうそう」「帯状疱疹」などがあります。

余り知らていませんが、日本人の7割以上がヘルペスウィルスに感染しており、いつこれらの症状が発症するかは個人によります。
感染していても症状が出ない方も多いため、ヘルペスという感染症の名前自体を知らない方も多いようです。

最も多く発症するのは口唇ヘルペスで、症状としては下記のようになります。

1.口の周辺に小さな水ぶくれがいくつかできる。
2.しばらくすると水ぶくれが破れ、かさぶたになる。
3.1~2週間で治る。

ヘルペスの症状の中で特に恐いのは性器ヘルペスです。
これは性器周辺にできる水ぶくれの集まりで、口唇ヘルペスと同様で短期間で治りますが、性交渉の相手にも移す危険性のある性感染症です。
また、オーラルセックス等でも感染する可能性がある上に、母子感染の可能性もあるため妊娠中の女性は特に注意が必要です。

このヘルペスに感染した際には一般的には泌尿器科等の専門医にかかることになりますが、その際に利用するのが「ゾビラックス」「バルトレックス」というヘルペス薬です。
どちらもグラクソ・スミスクライン社が開発した抗ウィルス薬で、主に性器ヘルペスや水ぼうそう、帯状疱疹の治療に用いられます。

先に開発されたのはゾビラックスで、とても素晴らしい治療の成果を挙げたものの、一つ問題がありました。
それは一日に5回も服用しないといけないということです。
治療するためにはそうした不便も致し方ないことですが、その問題を解決したのがバルトレックスです。

バルトレックスはプロドラッグと呼ばれる医薬品で、体内に入ることで成分が変化しゾビラックスとと同じ成分に変化します。
この作用により、1日に1~3回の服用によりヘルペス、帯状疱疹等の治療ができるようになったのです。

現在はこのバルトレックスにも「バルシビル」というジェネリック医薬品が開発されています。
バルシビルはバルトレックスと比較すると安価なため、世界中で活用されているヘルペス薬です。

性器ヘルペスは人から人に次々と感染する恐ろしい感染症です。
もしもあなたが感染した場合は、そこでしっかりと治療し食い止めるように心掛けましょう。